八栗ケーブルの魅力

四国霊場第八十五番札所、商売繁盛・開運・厄除けに、
霊験あらたかな八栗寺への御参拝は、八栗ケーブルをぜひご利用下さい。
春は桜、安芸は紅葉が楽しめ、お正月は初詣で大変賑わいます。レトロチックなケーブルカーで約4分間の小旅行!
八栗ケーブルカーの仕組み
1本の長いワイヤーロープ(734m)の両端に車両がぶらさがり、山上の電気モーターでつるべ式に車両を上下させるようになっています。車両重量は10.2 トンありますが、傾斜と つるべ式のためにそれほど大きな力は要りません。
モーターは三相交流3.3kV、出力150kW (約204馬力)で、常用と予備の2台があります。
3.3kV 150kW 三相誘導電動機
主索輪、直径は3.4mあります。
ロープ太さは32mm
従索輪、直径3.4m
主索輪との間でロープを8の字に掛け滑らないようにしています。
手用と自動2系統の制動装置
(ドラム式ブレーキ)
車両側の制動装置
万が一、ロープに異常が発生した場合等に、レールを挟んで車両を止めます。
運転台は山上駅に。
左側のレバーがノッチ(速度制御)右側のハンドルがブレーキ
離合所にポイント切り替えはありません。
溝車輪がレールに沿って走り、反対側は平車輪で交差を踏み越えます。
1号車と2号車で逆になっています。
| 傾斜長 | 684m |
|---|---|
| 高低差 | 167m |
| 乗車定員 | 127名 |
| 運転速度 | 秒速3.35m |
| 所要時間 | 約4分 |
四国霊場第85番札所 五剣山観自在院 八栗寺
五剣山の中腹に静かにたたずむ八栗寺は、弘法大師の開基により天長6年(829年)に創建、四国霊場85番札所として知られます。「やくりさん」と親しまれ、初詣をはじめ毎月の1日には「この月も無事に過ごせますように」と願いを込めて、早朝から人々が手を合わせる風景が昔から続いています。
本堂横の聖天堂の歓喜天(高さ15cmの黄金像)は、商売繁盛のご利益があるとして、県内外から多くの参拝客が訪れます。
歓喜天は人を歓ばせて自分も喜ぶという天尊。延宝5年(1677年)9月16日にまつられたことから、1月と5月の16日、旧暦の9月16日の大縁日には、信徒の祈願成就のため、12人の僧侶が大般若転読の法会を行います。
訪れる人に気持ちよく拝んでもらうために、境内はいつもきれいにするよう心がけ、歓迎の気持ちを込めて、春秋のお遍路さんの多い季節にはお供え物で接待しています。
寺から見上げる山頂には、緑と山肌がどっしりと構えており、険しくもすがすがしい姿は、神々しくさえあります。

本尊は聖観世音菩薩(木造立像・丈約1.3m)。天正年間兵火により焼失したが、文禄三年に無辺上人が本堂を三間四面に建立、寛永十九年には松平頼重公が本堂を再建し、本尊を寄進した。

寛政三年建立。梵鐘(ぼんしょう)は戦時供出し、昭和三十年鋳造、口径二尺二寸、高さ四尺一寸。
日本有数の歌人であり能書家として有名な故会津八一博士(秋草道人)の歌銘と五剣山と波文模様を鋳刻した美術梵鐘として知られています。

本堂の北側の石段を登りきったところの巌下に鎮座しています。
祭神は天狗で、金毘羅山の金剛坊、白峰山の相模坊とともに讃岐三大天狗の一つであります。


八栗寺本坊から本堂に向かう途中にある堂。当山の開祖である弘法大師像を安置しています。

延宝五年九月十六日建立。本尊は木食以空上人が後水尾天皇の皇后東福門院より賜った歓喜天(弘法大師作、丈15cmの黄金像)で災いを除き、和合と福徳財宝をさずける商売繁盛の天尊として有名で「聖天様」と称されています。
昭和59年改装及び彩色の復元工事を実施。大縁日は正月十六日、五月十六日、旧暦の九月十六日です。

八栗寺本坊内にあり、江戸期高松藩主のお成りの時にお通りになられた門。唐破風様式・桧皮葺の建物で、彫刻は左甚五郎の末裔の作と伝えられる。

昭和59年10月建立された総桧づくりの建物で本尊は金剛界大日如来。内部は四方の壁面に八祖大師と十二天像、来迎壁の裏面に尊勝曼陀羅、四方の扉には八大菩薩が極彩色を以って描かれています。


昨年22年12月に落慶しました。屋島、高松が一望できます。昨年22年12月に落慶しました。屋島、高松が一望できます。




